令和6年8月6日(火)にザ・ヒロサワ・シティ会館にて令和6年度 茨城県養護教諭会 第2回研修会を開催いたしました。

1 開会行事

(1)主催者あいさつ
   茨城県養護教諭会長 髙橋 裕子
   茨城県学校保健会長 松﨑 信夫 様(代読 茨城県学校保健会事務局長 寺田 明彦 様)

(2)来賓あいさつ
   茨城県教育庁学校教育部保健体育課長 高橋 清 様

2 講演Ⅰ

「不登校の子どもの心とからだの声を聴く」
 子ども相談室「モモの部屋」主宰 心理カウンセラー 内田 良子 先生

 内田先生の50年にわたる子育て相談活動から不登校の子どもの声を中心にご講演いただきました。「不登校の背景はさまざまであるが、不登校は傷ついた心からの回復を第一に考えて対応することが大切である」、「保健室は、からだに出た問題を受け止められる場所であり、養護教諭は成績等で差別せず見てくれる存在である。」といった先生のお言葉から今後の子どもへの向き合い方を考えさせられる講演でした。

3 諸連絡

茨城県教育庁学校教育部保健体育課健康教育推進室
 学校保健・安全担当指導主事 根本 藍 先生

4 講演Ⅱ

「誰かに話したくなる学校の応急手当」
 湘南鎌倉総合病院総合診療科部長 関根 一朗 先生

 日本一の救急搬送受け入れ数である湘南ERの救急医の関根先生から、心肺蘇生、応急手当について「学校でできる」をポイントにご講演いただきました。養護教諭は診断をするのではなく、いつ受診するかを判断する立場にあるというお話があり、今後の保健室での対応に活かしていきたいと思いました。講演後は会場からのたくさんの質問にも答えていただき、日頃疑問に思う応急手当について最新の正しい知識を得ることができました。