1 期日 令和6年12月10日(火)
   動画視聴とライブ配信による研修を行いました。当日、視聴できなかった会員は令和7年1月10日(金)までに視聴しました。

2 動画視聴
(1)あいさつ
  茨城県養護教諭会長
  茨城県学校保健会長

(2)諸連絡
      茨城県教育庁学校教育部保健体育課健康教育推進室
  学校保健・安全担当指導主事  根本 藍 先生

(3)講演

「市販薬のオーバードーズの現状と薬物乱用防止教室の進め方」
  横浜薬科大学レギュラトリーサイエンス研究室教授  小出 彰宏 先生

市販薬のオーバードーズが若年化している現状を始め、オーバードーズを行う心理的背景や使用される市販薬の成分、効果的な薬物乱用防止教室等についてご講演いただきました。薬物乱用防止に必要な知識や規範意識、対処能力、自尊感情を向上するためには、教科横断的に薬物乱用防止教育に取り組むことが重要であることを具体的な指導内容を交えてお話いただきました。会員の先生方からは「若年化するオーバードーズの現状に危機感を感じた」「薬物乱用防止教室の内容を見直したい」「子どもが気持ちを正直に話せる関係づくりをしていきたい」等の感想が寄せられ、薬物乱用防止教育の在り方や日頃の児童生徒との関わりについて振り返ることができました。

3 ライブ配信 

(1)講話・ワークショップ

 「保健室でのICT活用」
  東京都立川市立西砂小学校養護教諭 阿部 大樹 先生
  養護教諭向けICT講師              に    こ   先生

なぜ養護教諭にICT活用が必要とされているのかについて文科省の通知等を基にお話いただきながら、GIGA教育3大アプリと言われている「Canva」「Padlet」「Kahoot!」の特徴や実際の使い方、保健室でのICT活用の実践例についてご講話いただきました。Zoom上ではありましたが、リアクションやQ&A機能を利用したコミュニケーションよって、和やかな雰囲気の中で参加することができました。

ワークショップでは、地区ごとのグループで共同編集を行いながら、 Canvaの機能や実際の操作の仕方について学びました。事後のアンケートからは「ICTは苦手分野だったが、実際に操作してみて楽しかった」「具体的にどのように活用しているのか分かって、自分でもやってみたいと思った」「業務を効率化してできた時間を、子どもたちとゆっくり話す時間に充てたい」等、ICT活用に対して前向きになれたとの声が多くみられました。