令和7年8月5日(金)にザ・ヒロサワ・シティ会館にて令和7年度 茨城県養護教諭会 第2回研修会を開催いたしました。

1 開会行事

主催者あいさつ
茨城県養護教諭会長 髙橋 裕子
茨城県学校保健会長 松﨑 信夫 様

2 講演Ⅰ

  「スマホ脳と児童生徒の心身の健康」
   東北大学応用認知神経科学センター助教  榊󠄀  浩平 先生

 脳科学の基礎知識、スマホが学力を破壊している現状、スマホがどこまで脳を壊すかについて、科学的エビデンスを基にご講演いただきました。さらにそれらを踏まえたうえで、スマホとの賢い付き合い方を提案していただきました。子どもたちがインターネットに依存するのではなく自律的に活用できるようにするために、脳の前頭前野を鍛え、自己管理能力を育てることが重要であることがわかりました。またスマホを与える側の大人がリスクについて正しく理解することが必要で、そのリスクを踏まえてどう活用できるかを自分事に置き換え、考え続けていくことの大切さを改めて感じました。

3 報告・実践発表・研究協議

  「児童生徒の望ましい生活習慣形成のために~データと実践から考える支援と連携の在り方~」  

 茨城県学校保健会生活習慣病予防対策委員会
  水戸市立第三中学校 養護教諭  根 本 光 子 先生
  茨城町立青葉小学校 養護教諭  齋 藤 恵美子 先生
 波崎一中学区合同学校保健安全委員会
  神栖市立波崎小学校 養護教諭  品 田 明 子 先生
  神栖市立波崎西小学校 養護教諭  篠 塚 綾 子 先生
  神栖市立波崎第一中学校 養護教諭  安 藤 真樹子 先生
 研修会参加会員 双方向コミュニケーションツールでの参加

 茨城県学校保健会生活習慣病予防対策委員会の先生方からは茨城県の肥満・やせに関する統計調査を、波崎一中学区合同学校保健安全委員会の先生方からは中学校区での合同学校保健安全委員会の取り組みを発表していただきました。その後、会場の参加者と双方向コミュニケーションツールを利用して研究協議が行われました。参加者からも多くの質問や意見が出され活発な意見交換が行われました。

4 講演Ⅱ

「睡眠の謎に挑む~健やかな睡眠からはじまるウェルネス~」
 筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構機構長・教授
            柳沢 正史 先生