令和5年度 稲敷郡校長会
【会務計画】
稲敷郡学校長会は、常に新しい時代を拓く教育を目指すとともに、先達の築かれた業績と精神を継承し、学校教育の充実・発展に鋭意努力を重ね、着実にその成果を上げてきた。
今世紀は、新しい知識・情報・技術が社会のあらゆる領域で活動の基盤となる知識基盤社会であり、人工知能(AI)、ビッグデータ等の先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられ、社会の在り方そのものが現在とは「非連続的」と言えるほど劇的に変わるとされる Society 5.0 時代の到来が予想されている。このような子供たちを取り巻く環境が加速度的に変化する中で、子供たちが、この変化を前向きに受け止めて豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手として、予測不可能な未来社会を自立的に生き社会の形成に参画するための資質・能力を一層確実に育成することが求められている。
現行の学習指導要領では、「これからの時代を生きていくために必要な力とは何かを学校と社会とが共有し、共に育んでいく「『社会に開かれた教育課程 』の実現」、「子供たちが『何ができるようになるか』、『何を学ぶか』、『どのように学ぶか』等の視点から教育課程を組み立て、評価・改善を繰り返しながらより充実した学校教育を目指すシステムの構築」が掲げられている。つまり、各校が育成を目指す資質・能力を明確にし、カリキュラム・マネジメントを推進して、その育成に全職員が組織として取り組む態勢が重要になってくる。
また「生きる力」の育成を目指す資質・能力として、「社会や生活の中で生きて働く“知識や技能”」、「未知の状況にも対応できる“思考力・判断力・表現力”」、「学んだことを人生や社会に生かそうとする“学びに向かう力、人間性等”」の3つの力をバランスよく育むこと、そのための「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善を推進することが示されている。
さらに、「令和の日本型学校教育の構築」として示された「全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」や、「これまでの教育実践とICTのベストミックス」などの、「新しい時代における子どもたちの学びのスタイル」を通した学校教育活動の推進が求められている。
本県では、すべての子どもの可能性を引き出す活力ある学校づくりのために、具体的な目標を明記した学校グランドデザインの作成・発信や組織マネジメント、果断に改革を推進するなどの校長のリーダーシップの発揮が一層求められている。また、若手教員やミドルリーダーの育成等も、校長の責務として期待されている。さらには、教職員の働き方改革の実現、保護者や地域社会から寄せられる
学校への期待や信頼に応える教職員一人一人のコンプライアンス(社会的責任)意識を向上させることも喫緊の課題である。
これらの課題を踏まえ、稲敷郡学校長会は、国・県の方針の趣旨を的確にとらえ、創意ある教育課程の編成・実施と評価・改善に取り組んでいく。社会の求めと自らの使命に真摯に向き合い、生きる力である「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな体」の育成と教職員一人一人の資質・能力の向上のため、校長として自らの力量を高め、児童生徒、保護者、地域社会の信頼と期待に応えていく。
ここに、次の活動目標を定め、その実現を期する。
【活動目標】
1 創意ある教育課程を編成し、国・県の方針の趣旨を的確にとらえた教育活動の展開に努める。
2 心の教育の充実を図り、人権意識の涵養に努める。
3 現職教育をさらに充実し、教職員の使命感の高揚と新しい時代の要請に応える資質・能力の向上に努める。
4 危機管理の充実を図るとともに、児童生徒の安心・安全を確保する学校経営に努める。
5 社会に開かれた教育課程を実現し、社会のグローバル化、知識基盤社会、高度情報化社会、少子・高齢化社会、科学技術の進展や地球環境の変化などに適切に対応する教育活動の推進に努める。
【当年度の課題】
◎ 国・県の方針の趣旨を的確にとらえた、創意ある教育課程の編成・実施と評価・改善
◎ コミュニティスクールの実現に向けた取組の充実
◎ 家庭・地域社会・関係機関等と協働した児童生徒の安心・安全の確保
◎ 地域や保護者の期待や信頼に応える教職員一人一人のコンプライアンスの自覚を促す研修
◎ 新時代の教育に向けた持続可能な学習指導・運営体制構築のための学校における働き方改革
◎ 学校課題の明確化と迅速で的確な対応
◎ 教員評価、人事評価を通した教職員の資質と力量の向上
◎ 一人一人の児童生徒と向き合う時間の確保と充実
◎ 本県教職員の年齢構成を踏まえた、将来を見通したミドルリーダーの育成
◎ 学校再編に伴う組織の活性化
【推進の重点】
1 組織活動の充実強化
(1) 評議員会を定期的に開催し、会務の推進、調整にあたる。
(2) 小・中学校部は本部役員又は評議員が部長となり、小・中学校のそれぞれの課題に対し、その課題解決に努める。
(3) 研修部は副会長が部長となり、各地区の研修委員長と連携を密にし、研修会等を運営する。研修会は原則として講演会及び協議会を隔年で実施する。
(4) 副会長1名が行事検討委員長となり、各種教育機関、団体と連絡を密にし、行事の精選及び調整、組織の調整及び研究にあたる。
(5) 「先輩を囲んで教育を語る会」の開催にあたっては、町村幹事は郡庶務幹事及び会計幹事と共に、運営委員として会の準備及び運営にあたる。
(6) 専門委員は、県校長会専門委員として、専門的な活動を行う。
2 研修、調査活動の実施
(1) 本会の研修課題に関し、実践研究または講話による研修を行う。
(2) 各部会等の経過、成果については、評議員会及び定例研修会において全会員に周知する。
(3) 各種大会に代表を派遣する。
・関ブロ小東京大会 令和5年10月18日(水)~20日(金) 東京国際フォーラム他
・全連小東京大会 令和5年10月18日(水)~20日(金) 東京国際フォーラム他
・関地区中山梨大会 令和5年6月8日(木)~9日(金) 甲府市総合市民会館・耶麻の都アリーナ他
・全日中大分大会 令和5年10月25日(水)~27日(金) ビーコンプラザ・杉の井ホテル他
・全国女性校長会山口大会 令和5年8月3日(木)~4日(金) ホテルかめ福・ホテルニュータナカ
・関東地区女性校長会千葉大会
・日本連合教育会研究大会鹿児島大会
(4) 各種教育機関、団体との連絡・連携を図りながら組織の調査研究を行う。
3 各種教育機関、団体との連絡・連携
(1) 各種教育機関、団体の財政的裏付けを検討する。
※負担金団体長会 令和5年12月1日(金)
(2) 各種教育機関、団体の年間行事の検討調整を行う。
※行事調整委員会
(3) 教頭会、教務主任会と連携し、各会運営の充実を図る。
(4) 稲敷市校長会と連携を深め、相互の運営の充実を図る。
※第70回先輩を囲んで教育を語る会 令和5年8月11日(木)阿見町立舟島小学校予定
(5) 連携機関団体は次のとおりである。
①全国小中学校長会 ②関ブロ小中学校長会 ③茨城県学校長会
④茨城県女性校長・教頭会 ⑤県南ブロック学校長会 ⑥県南ブロック女性校長会
⑦稲敷市学校長会 ⑧つくばみらい市学校長会 ⑨北相馬郡学校長会
⑩茨城県教育研究会 ⑪稲敷郡教育研究会 ⑫稲敷郡教頭会
⑬稲敷郡教務主任会 ⑭稲敷地区学校保健会 ⑮稲敷郡中学校体育連盟
⑯稲敷郡養護教諭会 ⑰幼稚園連絡協議会 ⑱県南町村会
⑲退職校長会 ⑳退職公務員連盟 ㉑茨城県教育会
4 渉外活動を推進する。
5 慶弔は規定により行う。
【本部役員】
役職名 | 氏名 | 校名 |
---|---|---|
会 長 | 齋藤 信一 | 本郷小 |
副会長 | 秋山 美穂 宮﨑 淳司 東 治樹 | かわち学園 阿見一小 阿見小 |
監 事 | 渡邉 健司 山下 克久 | 阿見中 竹来中 |
幹 事 | 川嶋 圭介 浅野 剛 | 美浦中 あさひ小 |
【評議員・町村幹事】
地区名 | 評 議 員 | 町村幹事 |
---|---|---|
美浦 | 川嶋 圭介 美浦中 村会長 廣原 澄江 木原小 村教研会長 | 羽成 栄 大谷小 森永 佐由美 安中小 |
阿見 | 東 治樹 阿見小 町副会長 立見 一郎 舟島小 町教研会長 | 浅野 剛 あさひ小 小松原 聡 阿見二小 |
河内 | 秋山 美穂 かわち学園 町会長 |
【県学校長会関係】
役 職 名 | 氏 名 | 校 名 | 備 考 |
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常任評議員 | 齋藤 信一 | 本郷小 | |
評議員 | 秋山 美穂 | かわち学園 | |
小学校部長 | 齋藤 信一 | 本郷小 | |
中学校部長 | 秋山 美穂 | かわち学園 | |
専門委員 行財政 法制 調査研究 広報 | 森永 佐由美 菅澤 直美 | 安中小 君原小 | 原則2年継続(調査研究兼務) 原則2年継続(広報兼務) 令和7・8年度 令和7・8年度 |
教育センター評議員 | R5から各ブロック(県南)1名 | ||
茨城県教育会 | 宮﨑 淳司 | 阿見一小 | 副会長から選出 |
県教研連 | 廣原 澄江 | 木原小 | 教研副会長から選出 |
修学旅行委員会 | 山下 克久 | 竹来中 | 中学校長から選出 |
【稲敷郡教育研究会】
役職名 | 氏 名 | 校 名 |
---|---|---|
会 長 | 立見一郎 | 舟島小 |
副会長 | 廣原澄江 秋山美穂 | 木原小 かわち学園 |
【稲敷郡中学校体育連盟】
役職名 | 氏 名 | 校 名 |
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会 長 | 渡邉 健司 | 阿見中 |
副会長 | 山下 克久 | 竹来中 |
県中体連法制 | 友野 和也 | 朝日中 |